アジャイルのカタ
「アジャイルのカタ」とは、アジャイルを継続的に改善するための共通パターンです。アジャイルのカタを用いることで、デジタルトランスフォーメーション(DX)の促進、持続的なビジネスアジリティの向上、アジャイル開発の促進、チームの効果性の向上、生産性の向上がより実現しやすくなります。「アジャイルのカタ」は普遍的なパターンであるため、スクラム、カンバン、SAFeなどの既存のフレームワークを補完したり、これらに代わるフレームワークとして活用したり、ソフトウェア開発だけでなくあらゆる業務に適用したりすることができます。
これらの軸になっているのは、「トヨタのカタ」で知られている「改善のカタ」と「コーチングのカタ」であり、これらを不確実性が高く、複雑な分野に適応させたものが「アジャイルのカタ」です。
例えば、「アジャイルになっているか」を実感しながら促進するのは難しいものですが、アジャイルのカタを用いることで「科学的思考」に基づき、事実を確認しながら次の目標を設定し、適切な実験を行うことが可能になります。

サービス概要
日本人ただひとりの認定トレーナー(長沢智治)による認定研修と伴走支援をパッケージにした支援メニューです。チームや組織に対して実施するのが特徴です。葡武道での「カタ」を習得し、手の内化するが如く、師範代である認定トレーナーが責任を持って伴走するプログラムです。
認定研修
1日間の基礎トレーニングでチームや組織で同じスタートラインに立つことができます。共通認識を短期間で醸成でき、次の日からアジャイルへ取り組むことができるようにしていきます。
認定研修には、認定試験の受験権利が付与されており、合格することでAgile Kata Proの認定を受けられ外部に対しても個人のスキルを証明・提示することができます。
伴走支援
伴走支援では、実際の現場に認定トレーナーがコーチ役として伴走し、現場の課題を洗い出し、ひとつひとつ課題に対して実験を繰り返す「アジャイルのカタ」の実践に伴走いたします。
カタは、いきなり使えるものではなく「使い方(カタ)」を学び、馴染ませてから、「型・形(カタ)」として実践する必要があります。アジャイルのカタは、現場のいかなる状態からでもはじめられるのが特徴ですが、カタを習得し、習慣づけるにはコツがあります。これらを伴走することで身につけていただき、自走していただけるようにするのが伴走支援です。
Agile Kata ProのDojoプログラムでは、「3ヶ月」を目安としています。
アジャイルの一般化
2001年にアジャイルマニフェストが公開されて以来、ソフトウエア開発で芽吹いた「真の価値にコミットする」価値基準と態度は、ビジネスや業務遂行、マーケティング 、人事、教育とさまざまな分野でも活用されるようになりました。すべての企業がソフトウエア企業となったとまで言われる今日、まだまだこの「アジャイル変革(Agile Transformation)」が十分でないと感じるクライアント様からのご相談が絶えません。また、『スクラム』は、ソフトウエア開発だけでなく、「複雑な問題」に対応するためのフレームワークとして定着し、あらゆる分野で活用されています。
よくあるお悩み
アジャイル支援サービスの提供者
アジャイル変革支援の責任ならびに主担当は、代表取締役の長沢智治が承ります。そのため、実施タイミングによってはお待ちいただくこともございます。また、適材適所にて外部より専門家を召喚し、クライアント様に最適なご支援をご提供いたします。

長沢智治
2000年より開発プロセス改善コンサルタントやエバンジェリストとして活動しており、イベントでの基調講演を担当したり、書籍の執筆・監訳や記事の翻訳なども精力的に実施しています。DASA (DevOps Agile Skills Association) のアンバサダーであり認定講師でもあります。
長沢智治は、いくつもの Scrum.org 認定資格を取得しています。アジャイルリーダーシップの認定資格である PAL-EBM、PAL I は、組織的なアジャイル変革や、プロダクト戦略、ポートフォリオ戦略、ステークホルダーマネジメントなどの知見が認められました。その他、スクラムのスケーリング(SPS)、スクラムでのカンバンの活用(PSK I)、プロダクトオーナーやスクラムマスター(PSPO II, I, PSM II, I)の知見を認められています。また、DASA認定のアンバサダーであり、DASA認定資格研修の認定トレーナー(DevOps Accredited Trainer)でもあります。
認定トレーナー



認定試験合格

















主な実績
主な翻訳・監訳の実績:
- 『プロフェッショナルアジャイルリーダー: 組織変革を目指すトップとチームの成長ストーリー』(丸善出版)翻訳
- 『More Effective Agile 〜 “ソフトウェアリーダー”になるための28の道標』(スティーブ・マコネル, 日経BP, 2020)監訳
- 『Adaptive Code』(日経BP, 2018)監訳
- 『今すぐ実践!カンバンによるアジャイルプロジェクトマネジメント』(日経BP, 2016)監訳
- 「アジャイルのカタ」ガイド翻訳
- 「エビデンスベースドマネジメントガイド」翻訳
- 「カンバンガイド」翻訳
- 「フローシステムガイド」翻訳
- 「リーダーのための『スクラムガイド』手引き」翻訳
- その他
主な講演の実績:
- Regional Scrum Gathering Tokyo 2025 講演
- Regional Scrum Gathering Tokyo 2023 講演
- Regional Scrum Gathering Tokyo 2022 講演
- Regional Scrum Gathering Tokyo 2021 講演
- Regional Scrum Gathering Tokyo 2020 講演
- DASA Exchange 2019 講演
- DevOpsDays Tokyo 2017 基調講演
- Regional Scrum Gathering Tokyo 2017 基調講演
- JaSST ’16 Niigata 基調講演
- Developers Summit 2013 summer 基調講演
- その他