計測によるスクラムチームのパフォーマンス向上
Using Measurement to Improve Scrum Team Performance | Resources
解説
このホワイトペーパー「計測によるスクラムチームのパフォーマンス向上」は、「Using Measurement to Improve Scrum Team Performance」の日本語翻訳版です。翻訳は長沢智治が担当させていただき、8名の翻訳レビューを経て、Scrum.orgに提供し、公開されました。
このドキュメントでは、スクラムチームのパフォーマンスを向上させるためのエッセンスが多く含まれており、スクラムチーム自身の自己組織的な研鑽と熟達、スクラムチーム外のステークホルダーへスクラムチームの活動意図を伝達する際に活用いただけます。また、マネージャーをはじめとしたステークホルダーにとってもスクラムチームがビジネスとプロダクト事業に対してどういった役割であり、そのために行うべき活動が多岐にわたること、それらはすべて自身が管掌する事項に密接に関わっていることも理解いただくことができるでしょう。
ホワイトペーパーをきっかけに、よりよいスクラムチームとはなにかをチーム内外でコンセンサスを取る際にお役立てください。
このドキュメントに書かれていることは、立ち止まって現在地を確認する際や、スクラムチームの立ち上げの際に「なぜスクラムでやるべきなのか」のコンセンサスを取る際に、実際のアジャイル・スクラムの導入支援で実践させていただいていることを表現できています。その点においても、推奨ドキュメントの一つです。
翻訳者 長沢智治
ダウンロード
ホワイトペーパーは、Scrum.orgのリソースとして無料でダウンロードいただけます。
関連リソース(ドキュメント)
このホワイトペーパーは、スクラムチームの効果性とプロダクトやビジネスの計測が関連しています。したがって、経験的アプローチに基づくフレームワークや計測に関するドキュメントが関連しています。下記の情報リソースも併せて読むことで、より理解を深めていただくことができます。
- アジャイルチーム/スクラムチームの効果性を決定づける要因
- エビデンスベースドマネジメントガイド(EBMガイド)
- ビジネスアジリティのための投資戦略
- リーダーのための「スクラムガイド」手引き
- スクラム:リスクを軽減し早期に価値を提供するフレームワーク
支援サービス
ホワイトペーパーを読んだ上で、「より詳しく理解したい」、「実践の中で身につけたい」といったご要望から、アジャイルコーチ(アジャイルストラテジスト)としての伴走支援、クイックスタートできる研修トレーニングのご要望を多くいただきます。有用だと思われるようでしたら、お気軽にご連絡ください。
翻訳者
長沢智治
2000年より開発プロセス改善コンサルタントやエバンジェリストとして活動しており、イベントでの基調講演を担当したり、書籍の執筆・監訳や記事の翻訳なども精力的に実施しています。DASA (DevOps Agile Skills Association) のアンバサダーであり認定講師でもあります。
長沢智治は、いくつもの Scrum.org 認定資格を取得しています。アジャイルリーダーシップの認定資格である PAL-EBM、PAL I は、組織的なアジャイル変革や、プロダクト戦略、ポートフォリオ戦略、ステークホルダーマネジメントなどの知見が認められました。その他、スクラムのスケーリング(SPS)、スクラムでのカンバンの活用(PSK I)、プロダクトオーナーやスクラムマスター(PSPO II, I, PSM II, I)の知見を認められています。また、DASA認定のアンバサダーであり、DASA認定資格試験の認定トレーナーでもあります。
PAL EBM認定資格
EBMは、Scrum.org のアジャイルリーダーシップに関する認定資格である「Professional Agile Leadership – Evidence-Based Management」(PAL-EBM)が設定されているくらい重要な概念です。PAL-EBMは、2月時点で世界で310名程度しか取得していないものです。